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プライマリーセラピー協会のひらいです。
つい先日のことですが、肩や首の痛みが慢性化している患者さんがいらっしゃいました。生理痛も合併してました。
最初は肩や首などにアプローチしてましたが、痛みは軽減したけど、0にはなりませんでした。
もう一度訴えを聞くと、「最近胃が痛い」ようです。
そこで必要になるのが胃のアプローチになります。
なぜなら、肩や首の痛みは胃が関係しているからなんですね。
胃が原因の場合、いくら肩や首の筋肉にアプローチしても、完治は難しいでしょう。
患者さんは離れていきます。
胃と肩や首との関係を動画で復習したい方はこちらから。
内臓のうち最も負担がかかっている臓器が、胃です。
常に蠕動運動をしているからです。
食べてから約5〜6時間くらいで胃に食べ物が送られます。
つまり、朝6時に朝食を食べて、6時間後の12時に昼食を食べていると、胃が休まる暇がないということになります。
そして、
胃→食道筋膜→頚筋膜→三角筋膜
とつながっているということをお伝えしました。
今日は胃の評価についてお伝えします。
方法はシンプルです。
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◆胃の評価法とは?
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胃は脾臓や肝臓、腸と膜でつながってます。
つまり、あらゆる方向につながっているので、
可動域が制限されやすい。
なので、剣状突起の下のみぞおちのあたりをタッチして、
時計回りと、反時計回りに動かします。
この時に、肝臓とのつながりが固ければ、時計回りが制限。
脾臓とのつながりが固ければ、反時計回りが制限されます。
また、上方に動かしたときに固ければ、
横行結腸とのつながりが制限されてます。
下の方向に固ければ、
食道筋膜との制限があるということになります。
上下、左右に動くのが普通なので、
制限がある方向に、ストレッチをかけて、
動くようにしてあげます。
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◆注意点があります
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胃は敏感なので、
タッチに注意する必要があります。
患者さんに不快感を与えてしまうと、
防御性の収縮が入り、
その緊張は抜けなくなります。
胃は、手を置いたすぐ下にあると思ってください。
なので、強く押す必要はなく、
すこしお腹がへこむ程度で、十分圧が伝わってます。
エコーで確認したので間違いないですね。
動画はこちらをご覧ください。
なので、動かすときは、
タッチに注意して、アプローチしましょう!
治療前後には、必ず肩の可動域を見てくださいね。
そして、胃の治療後に、再び肩を上げてもらいましょう。
ほとんどの方が、上げやすくなっているはずです。
つながってますからね。
ぜひやってみてくださいね。
(冒頭の患者さまは肩や首の痛みは0、生理痛もなくなりました)
◆ディープスキャンテクニックの詳細はこちら
(残席2)
http://goo.gl/PYwqBX
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あなたの活動や私の活動は、
全て社会を変えるためにつながってます。
社会とは『不調のない社会』の実現ということです。
家庭も地域も社会です。
大なり小なり、1人の治療家の行動は、
社会を変える力をもっていると信じています。
内臓治療はそのために必要です。
なぜなら、食べるという行為をしている限り、
常に負担がかかっているからです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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