こんにちは
プライマリーセラピー協会の小野悠成です。
本日は肝臓と胸郭・上肢の関係についてお伝えします。
肩関節の症状に対して、どの筋関節の状態を確認するでしょうか?
肩のアウターマッスル・ローテーターカフ、肩鎖関節・胸鎖関節・肩甲胸郭関節・肩甲上腕関節、肋骨など
肩周囲は多くの関節、細かい筋肉もあり複雑で不安定な構造なだけに制限がとりきれないことも多々あると思います。
もしも、肩の制限を作り出している原因が肩以外にあり、それをずっと知らずに見落としているとしたら、とてももったいないことです。
肩を制限する一つの要素として肝臓が挙げられます。

右側にあるのもあり、右肩に優位に制限をきたしますが、左肩にも制限をきたします。
現代の生活で一番負担がかかっていると言っても過言ではない肝臓ですが、
臓器としての重要性に加えて、運動器としての重要性も兼ね備えていると思います。
肝臓・横隔膜が胸郭の動きを制限し、胸郭の制限が上肢の制限へとつながります。
まず、肝臓は横隔膜の右下部に位置していますが、
重量は1㎏以上大きさも前額面上で手のひら以上の大きさがあります。
この肝臓が機能不全や鬱血を起こした場合、横隔膜の制限・胸郭の制限に繋がることはわかっていただけるかと思います。
ただでさえ負担のかかりやすい肝臓に
アルコールやカフェイン、化学物質に食品添加物と知らず知らずのうちに余計な負担をかけてしまっています。

肝臓と横隔膜は左右の肝三角間膜と肝冠状間膜によって強固に繋がっています。
また、そこから右葉と左葉を隔てるように肝鎌状間膜が走っています。
このように、大きくて重い臓器が横隔膜の下にくっついています。
この肝臓の自動力や弾力性が失われたときに呼吸機能の低下から肋間筋の過緊張、肋骨脊柱の可動性の低下を招いてしまいます。
肝臓の評価としては、
右胸郭下部の弾力性、
肝臓の重さ、
呼吸の際の胸郭の左右差
を診ます。
また、右の母指と示指間の水かきの硬さや圧痛、
肝臓の高さの脊柱のすぐ右側の硬さや圧痛を診るのもいいかと思います。
治療は肝臓を包むように手を当て、固有受容器への刺激、上下・回転の可動性の誘導、鬱血をとるためにポンプを行います。
その後、先ほどの評価を再確認します。
上肢や胸郭、呼吸器へのアプローチの際にも必ず役に立つ知識だと思います。
最初にお話しした通り、
肝臓の機能の中の解毒機能だけに注目してみても、肝臓は相当な負担の掛かる臓器です。
肝臓が解毒を果たせない場合、他臓器や筋・脂肪組織、脳脊髄液へ有害物質が溜まっていってしまいます。
これから先も負担のかかり続ける臓器が肝臓だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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