こんにちは、プライマリーセラピー協会の水島です。
本日もブログをお読み頂きありがとうございます!
今回は 【 内臓の解剖シリーズ 】 第6弾 として
『 胆嚢の生理学 』 についてお話させて頂きます。
◆ 胆汁とは?
< 胆汁の特徴 >
・毎日800~1000mlの量を肝臓で作られ、胆嚢に蓄えられる
・胆嚢内で水分が除去され、10~12倍に濃縮される
< 胆汁の組成 >
・アルカリ性
・胆汁色素(ビリルビンで構成)
・胆汁酸
・コレステロール
この中の 「胆汁酸」 と 「ビリルビン」 が肝になるので詳しく説明します!
◆ 下痢になるのは胆汁酸が関係している?
< 胆汁酸の特徴 >
・コレステロールとアミノ酸から作られる
・脂肪を乳化してくれる
・腸内を循環後、最後には95%再吸収される(=「腸肝循環」と言う)
→ 腸肝循環の際、再吸収がうまくいかない場合、
下痢になり、これを「胆汁生産性下痢」と言います。
結腸の中の水分の透過性が増加し、下痢になるといわれています。
◆ 便の色はビリルビンが関係している?
< ビリルビンの特徴 >
・肝臓と脾臓でヘモグロビンが分解されることによって作られる
・腸肝循環を行い、最後には尿として排出される
(尿が黄色いのはビリルビンの色素による影響)
・便の色にも影響がある
腸内の胆汁の通過速度が速い場合:ビリルビンを分解できる量が減る → 黄色
〃 遅い場合:ビリルビンを分解しすぎて少なくなる → 灰色
◆ まとめ
① 食事をすると、胃に入ったものは酸性になる
② 十二指腸のファーター乳頭に胆汁が流れた時、胆汁はアルカリ性なので中和してくれる
(厳密にいうと、膵臓の膵液もアルカリ性なので酸性と中和して弱酸性にしてくれる)
③ 腸への負担を少なくした状態で空腸や回腸に送られる
(脂肪を乳化しながら腸をめぐる)
④ 回腸で胆汁酸を95%再回収
⑤ 門脈に乗って肝臓にもう一度戻り、新たに胆汁が作られる
この流れがうまくいかないと…
・脂肪が乳化できず、便が硬くなり便秘になる
・胆汁が多すぎて結腸の中の水分の透過性が増加し、下痢になる
・便の色を変えてしまう
便に悩みがある方には腸だけでなく、肝臓と胆嚢のアプローチもセットで行い、
さらに十二指腸のファーター乳頭や膵臓や脾臓も
意識してアプローチしていただくと良いかと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
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