腸と骨盤のリンクによって改善した腰痛の症例

こんにちは、プライマリーセラピー協会の片岡です。

本日は動画をご覧いただきありがとうございます。

 

私は普段老健でOTとして働いており、副業として当協会代表の整体院のHirai Total Body Careで働いています。

 

老健で働いていると、内臓由来の疼痛であったり、便秘の方ってとても多く、アプローチすることも多いので、症例を通じて報告させていただきます。

 

便秘がひどく、腸の状態が悪いことで起こっていた腰痛改善例を2回に分けて報告します。

 

 

症例の特徴として

 

Aさん 男性 

両視力低下でぼんやり見える程度だが、普段は車いす自操にて生活

大腸がんOPE既往あり 若い時から便秘が1~2週間続くことは度々あり

 

入所後は毎日下剤服用、3~4日排便がないと座薬や浣腸を使用し、排便コントロールされているが、一回排泄量は少ない

腰痛は体幹前屈でP+ 後屈でP++ 腸は硬く下制している 

 

腸腰筋toneは高く、 VL(外側広筋)、TFL短縮+ 両寛骨AS方向(前上方)への硬さあり

当協会再現テストにて腸腰筋、TFL、VL、寛骨AS、腸をチェックしたところ体幹の前後屈で痛み低下の結果が得られました。

 

得られた評価から治療を行ったところ

腸腰筋、TFL、VL、寛骨ASの調整後、NRS4に低下

腸の調整後NRS0となった

 

見解として

筋・骨格でNRS4、腸の調整を組み合わせてNRS0となったのは、腸が下制しているため寛骨PI(後下方)偏位させ腸を受け止める働きをしていた。

 

また、腸の下を走行する腸腰筋にも負担がかかりtoneを高めていた。なので、腸を起点に筋や骨盤に影響を及ぼしていたため、腸の調整後NRS0になったと考えました。

 

次回は、Aさんの便秘改善報告をしたいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

腸のストレッチと骨盤の関係については

こちらをご覧ください。

 

 

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