ブログにお越しいただき本当にありがとうございます。
プライマリーセラピー協会代表のひらいです。
今日は【3種類の内臓痛】
についてお伝えします。
なぜ、3種類の内臓痛について知る必要があるかというと、
筋膜でとれない痛み=内臓
だと、少し考えが短絡的すぎるからです。
軽く見積もっても、3種類もあるのですから、
それぞれの特徴を知っていないと、
対策が立てられませんよね?
内臓にアプローチしても、
患者さんの症状をとりきれないかもしれません。
結果、患者さんからの信頼を失ってしまうでしょう・・
でも、
今日ブログでお伝えする3種類の内臓痛の特徴を知っておけば、
内臓と痛みの関係についての理解が深まり、
内臓から症状を改善することができ、
結果として患者さんから信頼され、選ばれる存在になれるので
ぜひ参考にしてみてください。
1種類目:内臓痛
通常は、内臓の平滑筋が収縮したりしたくらいでは内臓は痛みを発しないんですが、
急激な内臓の伸展や、強い収縮の場合、内臓は痛みを発します。
これは、通常の骨格筋と同じ発生機序で、ギュッと筋肉が収縮すると血流が極端に悪くなり、
そこに疼痛物質が蓄積したり、
組織液の酸性化イオンが増加したり、カリウムイオンが増加したりして
痛みが発生するんです。
これが内臓痛です。
2種類目:内臓関連痛
内臓を支配している求心性の神経は、脊髄後角から入ります。
ここに、皮膚を支配している神経も内臓求心性の神経と一緒に、脊髄後角に入ります。
この時に、内臓の神経刺激が、皮膚の神経に伝播して、
皮膚の神経の支配領域に痛みが発生するのが、内臓関連痛です。
逆も然りです!
また、脊髄から大脳新皮質に活動電位が上行しますが、
大脳での内臓痛覚を感受する領域は中心後回で、体性感覚を感受する領域と混在しています。
つまり、内臓の神経刺激は皮膚などの体性感覚の領域に伝播しやすいし、
皮膚などの体性感覚は、内臓の領域に伝播しやすいということです。
これが内臓関連痛です。
3種類目:内臓体性反射
内臓に起きた異常は、自律神経の求心性線維を介して脊髄に伝わり、
その近くの脊髄分節にある体性神経系を興奮させて、
骨格筋の収縮を起こします。
例えば、
ストレスなどで胃が刺激されると、
腹筋群収縮して固くなります。
肝臓が疲労したり負担がかかると、
背中の上の方の最長筋や腸肋筋などが固くなります。(Th2〜8くらい)
なぜかというと、
胃や肝臓などの臓器を支配している交感神経線維は、
脊髄から出ていて、その脊髄に上行性の刺激が伝わると、反射により脊髄分節の骨格筋を収縮させるからです。
これが内臓体性反射です。
このように、内臓が原因の痛みでも、
3種類もあるので、それぞれの特徴を知っておく必要がありますね。
臨床でご活用いただければと思います。
次回は、【それぞれの評価法】についてお伝えします。
それでは最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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