こんにちは!
プライマリーセラピー協会の小野悠成です。
本日も前回までと同様、
なぜ内臓治療が必要なのか
自分なりの考えをお伝えしていきます。
皆さんは評価を行うときに筋・骨格からどこの組織が動作や関節運動を阻害しているかを考えるかと思います。
例えば
主動作筋がそもそも損傷しているのか、
関節の副運動がうまくなされていないのか、
拮抗筋が過緊張を起こして阻害しているのかなど
姿勢や動作、触診から判断していくと思います。
しかし、阻害要因は筋・骨格だけではありません。
今日は内臓がどのようにして運動器の阻害要因となるのかを簡単に説明させていただきます。
例えば、
よくある腰痛で大腰筋が過緊張を起こし、伸展動作で痛みが出る場合。
そもそも大腰筋は腎筋膜に覆われています。
腎筋膜は腎臓を支えるための膜ですが、大腰筋の他に腹横筋と腰方形筋に繋がっています。
そうすると腎臓の鬱滞や機能不全から腎臓そのものが重くなったり、腎筋膜への過緊張を生み出したりします。
他には、上記に「前面の筋」という観点から大腰筋を挙げましたが、
その前には腸があります。
腸間膜根は腰椎の前面を走っていて斜めに右の仙腸関節まで走っているといわれています。
ということは腸の硬さは大腰筋と同じように伸展動作の阻害因子にもなり得ます。
また、腸の話を続ければ股関節の臼蓋の裏側に大腸はあり、
腸骨を圧迫することで臼蓋と骨頭のアライメントが崩れます。
このように臓器を健康や自然治癒力という観点以外からも診ていく必要があります。
運動器の阻害因子として臓器も運動器とともに身体の中の一つの器官であるという認識を持つだけでも内臓を診る必要性をわかっていただけるかと思います。
また、そこから内臓体性反射の考えも含めて評価・考察していくと
「実は腸が腰痛を引き起こしていた」
「実は胃が肩こりを引き起こしていた」
という気付きにもなります。
臓器は胸部や腹部に浮いているわけではありません。
骨格筋と共通の神経を持ち、骨格筋と共通の膜で包まれています。
また、下腹部の臓器は骨盤に乗っています。
だからこそ運動器と臓器を別々のものとして捉えずに考えていくべきだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
なぜ内臓を診る必要があるのかを過去3回、消化器系、解毒臓器、相互作用から考えて内臓治療の必要性をお伝えしてきました。
興味を持っていただき、そちらをまだご覧になっていない方はそちらもぜひご覧ください。
内臓から全身を整える方法については
こちらも人気です‼
たった7ステップで、内臓マニュピレーションの全容が分かり、臨床で使えるようになる。
無料の7ステップ内臓アプローチ習得講座は下記をクリック。
このメルマガでは、
・内臓マニュピレーションに必要な知識と技術
・具体的な評価法とアプローチ方法
・各、内臓別に出やすい症状と、対処法について
などSNSではお伝えできないことを配信していきます。
今登録していただくと、期間限定で
・内臓アプローチの評価とテクニックの動画(肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・子宮卵巣・小腸・腎臓・副腎・心臓など)
・クラニオテクニックの動画(静脈洞ドレナージ・CV4・前頭骨・蝶形骨リリース)
・腰痛・肩こり治療ワンポイントの動画(ここをやらないから治せない)
が配信されます。
(配信解除はワンタッチで可能)
無料の7ステップ内臓アプローチ習得アカデミーは下記をクリック。
https://48auto.biz/medicalseitai/touroku/sp/entryform3.htm
プライマリーセラピー協会公式ブログはこちらから
活動理念『治療と食育で健康社会に貢献する』
https://primarytherapykyoukai.xyz/
動画で確認したい方はこちらをご覧ください
プライマリーセラピー公式youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYhksG8R3TiuFSO-s7TdHLw
動画と記事で確認したい方はこちらをご覧ください
プライマリーセラピー協会公式ライン
https://line.me/R/ti/p/%40utp4290t
コメントを残す