効果的な内臓整体研究報告！肝臓ポンピングは○回で効果あり！

今日もブログにお越しいただき本当にありがとうございます！

プライマリーセラピー協会の平井です。

今日は、【内臓整体】肝臓ポンピング何回で肝臓の血流が促進させるのか？

をエコーで検証してみました！

動画で見る方はこちら

その前になぜ、肝臓の血流を促進する必要があるのか？

それを知っておく必要があります。

なぜなら、施術をする目的が定まってないと、

施術の効果が半減するから。

腰痛→筋膜の動きが悪いことが原因→だから筋膜を動かすようにアプローチする

だと効果が出ますが、

筋膜の施術法を覚えたからとりあえずやってみよう→腰痛の人に

だと、効果が出ないことはお分かりだと思います。

それと同じことがいえるので、最初にお伝えしますね。

なぜ肝臓の血流を促進する必要があるのか？

1.肝臓は横隔膜についている

解剖学的に肝臓と横隔膜は連結しています。

肝臓に血液が滞留して、重くなったり硬くなったりすると、

横隔膜の動きも悪くなります。

そうすると、胸郭の動きが制限され、背面の筋膜の動きが悪くなり痛みにつながったり、

胸郭の動きを骨盤が代償するので、腰痛や坐骨神経痛の原因になったりします。

肝臓の血流が悪いと、全身に影響を与えることになるので、施術が必要になってきます。

2.重力に逆らっているから

小腸で吸収された栄養は、腸間膜静脈に溶け込み、門脈から肝臓に入ります。

このときに、重力に逆らって血液が上行することになるのです。

この血液は、呼吸による内臓の上下運動がポンプとなって上行することができるのですが、

重力に逆らう以上、血流が悪くなりやすい。

呼吸が浅い人だとポンプが不十分になるので、血流がうっ滞しやすいくなるので、

徒手によるサポートが必要になってくる。

3.内臓体性反射で背面の筋膜が硬くなりやすい

内臓は副交感神経の迷走神経と、胸椎から出ている交感神経によって支配されています。

内臓が疲れていたり、血液が滞留して内臓の膜が伸長されたりすると、

その刺激が交感神経を上行して、その胸椎レベルの筋肉を反射的に収縮させます。

これを内臓体性反射というのですが、

肝臓は胸椎４〜７くらいから出ている交感神経に支配されてますので、

このレベルの筋肉の緊張が高くなりやすいです。

肝臓の膜が伸長されて、内臓体性反射が出ないにように、血流を促進する必要があります。

2.より効果的な肝臓アプローチとは？

肝臓の血流を促進する手技として、

肝臓ポンピングがあります。

臨床で使っていて疑問に思うのが、

「いったい何回ポンプすれば、血流が促進されるのか？」

ですよね？

エコーでポンピング前後で

肝臓門脈の血管直径を測定してみました。

結果としては、

１回→変化なし

５回→変化なし

10回→変化あり（1㎜直径アップ）

でした。

門脈のように太い血管だと、そこまで大きな血管拡張は見られないことが予想されてましたが、

それでも10回行うと変化が見られたので、

肝臓ポンピングは最低10回はやったほうがいい！

という結論に達しました。

ということで、

疼痛系の症状→内臓の評価で肝臓にエラー

の場合、肝臓ポンピングは10回以上やってくださいね！

それでは最後までブログをお読みいただき、本当にありがとうございました！

内臓整体を学ぶ方法は