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プライマリーセラピー協会のひらいです。
最近、忙しいせいかストレスがたまり、
首が痛くなる時があります。
左首の痛みが、慢性的に続いている場合は少し注意が必要です。
さて本日は、首の痛みの理由と、首以外からのアプローチ方法ということですが、
・患者さんの慢性的な首の痛みがとれない
・首のマッサージでその場では良いが、すぐに痛みが戻ってしまう。
・臨床で、運動器だけの施術ではそろそろ限界だよね?と思っている。
と、どれか一つでもあてはまったら、このまま読み進めてください。
まず、簡単な解剖から復習しましょう。
頸椎は、上部頸椎からは頸神経叢
下の方からは腕神経叢が出ています。
また、交感神経の上・中・下頸神経節が頸椎の側方に位置してます。
副交感神経の迷走神経も、側を通って、胸腔に達しています。
これらは互いに連絡し合い、情報を共有しているんです。
また、上位の頸椎から出ている頸神経叢からは、横隔神経という、横隔膜を支配している神経が出ています。(3・4・5頸椎あたり)
この横隔神経は、先ほどの交感神経と、副交感神経(迷走神経)とともに、
胸膜と心膜に枝分かれします。
頸部の交感神経は上神経節が第3頸椎の部分にあります。
交感神経の下神経節は星状神経節となり、第7頸椎の位置にあります。
この上神経節からは心臓に多くの神経線維が出ています。
そして、目や顔面部の腺なども支配し、主に動眼神経などに含まれる副交感神経と拮抗して働きます。
内臓を全て支配している迷走神経は、内頚静脈と総頚動脈の間を通って内臓に分布しています。
このように、
横隔膜や頸部の筋を支配している頸椎神経叢
上肢を支配している腕神経叢
内臓を支配している自律神経
は数か所で同じ頸椎から出ているんです。
横隔神経は、5番の頸神経で腕神経叢と重なってます。
横隔神経は心膜への神経が含まれているので、
だから、心臓の不調が、肩や腕に出るのではと考えられています。
私たちは、目が疲れたり首がだるかったりすると、
無意識のうちに第3頸椎あたりをもんだり、押したりします。
これは、自然にそこに手がいきますが、
交感神経がありますし
迷走神経や動眼神経に含まれる副交感神経と拮抗的に働いてるからなのです。
また、心臓や大動脈の働きも、上部の頸椎から出ている上頸神経節が主に支配しているからです。
なので、ドキドキする症状や、目の疲れなどの症状は、頸部の筋を緩めて、上神経節をほぐしてあげると回復する方が多いのです。
あと、第3頸椎のあたりに負担がかからない姿勢も必要です。
7つある頸椎の真ん中にあたる、第3頸椎は、頸椎の前弯の頂点になってることが多いです。
いわゆるストレートネックだと、この第3頸椎からの前弯が少なくなっていることが多いです。
なので、第3頸椎と上位頸椎をつないでる筋や、頭部をつないでる筋が固くなっている方が多いです。
なので、その辺りのストレートネックにも対処する必要があるということになります。
その辺りの姿勢からのアプローチや内臓へのアプローチで、私たちが患者さんに回復の手助けをしてあげることができますね。
実際に症状が変化した患者さんの声
『不整脈がほとんどなくなりました』
Q:ここに来る前のお身体の状態を教えてください
A:心臓の脈がすごくとんでる気がして、病院で24時間のホルター心電図をとってもらったんですけど、やっぱり気のせいではなく、1日に400回脈が飛んでる状態でした。
Q:その時のお気持ちはいかがでしたか?
A:脈が飛んだ時は不安になって怖くなり、また怖くなると不安になって余計脈が飛んでしまう状態でした。
Q:施術を受けて、お身体がどのような状態になりましたか?
A:今は病院と併用ですけど、脈は全くとばなくなりました。
Q:内科系・内臓系でお悩みの方たちにメッセージがあればお願いします。
A:自分は身体の歪みから脈がとぶということを調べて知ることができてここに来ることができたんですけど、病院の先生もそうゆう知識がないということを言っていたので、ぜひ整体とかにまず来ていただいて、それでもだめだったら病院の併用も考えたほうが良いのではないかと思います。
この方に対しては、内臓へのアプローチと、頸部・姿勢にアプローチをしました。
割と早い段階で結果が表れてきました。
意識していたことは、内臓へのタッチと、姿勢ですね。
内臓にアプローチすると、姿勢が変わりますので。
そのような、施術の可能性が広がるような知識と技術を少しでも共有することができたらてまだまだ悩んでいる方を救うことができて、治療家の社会的信用も上がるのではと思っています。
ぜひ、悩んでいる方を救っていきましょう。
PS
内臓から姿勢を変えるアプローチの方法は
をご覧ください。
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