ブログにお越しいただきほんとうにありがとうございます。
プライマリーセラピー協会代表のひらいです。
本日は、なぜ内臓の状態が、体の離れたところに痛みとして表れるのか?についてご説明します。
なぜ、このメカニズムを知っておく必要があるのか?
それは、痛みがとりきれない患者さんがいた場合、その原因が内臓にある場合が多いから。
たとえば、右肩の痛みを訴えてる患者さんがいるとしましょう。
筋膜や肩甲骨、頸部のあらゆる方向から治療アプローチをします。
そして、その場では痛みが少し楽になる。
でも、次に来たときには、痛みが戻っている。
このような患者さんって多くないですか?
この場合は、痛みの原因は肝臓にあることが多い。
痛みの原因が肝臓なのに、筋膜や肩甲骨、頸部ばっかりにアプローチいたのでは、痛みは全く改善されません。
戻りが1回ならまだしも、3回、6回と続いたらどうでしょうか?
治療をしている側としては、耐えられないですよね?
その場合は、筋膜や骨格のアプローチに固執せず、視点を切り替える必要がある。
視点を切り替えるためには、このメカニズムを知っておく必要があります。
内臓感覚って何?
内臓を支配している神経は、自律神経になりますが、自律神経も体性神経と同じく基本は、受容と反応にあるので、
求心性線維・遠心性線維により構成されます。
しかし、求心性の情報はほとんど大脳皮質まで達しないので、知覚されにくい。
受容器からの求心性神経は、脊髄や脳幹で遠心性神経に切り替えられて反射を起こします。
受容器から大脳皮質に達する場合、便意・尿意・性感覚などの感覚や、内臓痛覚となります。
内臓痛覚って何?
内臓の痛覚受容器は、皮膚痛覚と同様に無髄(C線維)の自由神経終末です。つまり伝導が遅い神経です。
胸部の臓器(心臓や脾臓)や、腹部臓器(肝臓や腸)の痛覚の求心性線維は、胸椎や腰椎の脊髄後根に入り込んでいるので、そこに内臓の情報が伝わります。
そうすると、先ほどの説明で大脳皮質に達しない情報が反射によって遠心性神経にそのまま伝わる。
それがその脊髄レベルの皮膚分節に投影されるのが、内臓関連痛なんです。
なので、肝臓が原因で横隔膜の緊張が高まると、その刺激が肩に表れたりする。
これを知っていれば、運動器の治療だけをやってるよりも、はるかに治療の幅が広がります。
人間の体は表面の筋膜だけに原因があるということはありえません。
その表面の下には、多くの内臓があるわけなので、その内臓に原因がないことってあり得ませんよね?
内臓はあなたが寝ている間にも、ずっと活動をしているのだから。
なので、ぜひこの内臓の関連痛を頭に入れて治療をすると、今まで運動器だけの治療で痛みが戻ったりする患者さんに対しても新たな切り口になるので、活用してみてくださいね。
それではブログを最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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